断片日記

断片と告知

コロナの夏 7月28日から8月3日

7月28日金曜日

晴れ。暑い。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。ひま。激落ちくんであちこち掃除。油で固まっていた箇所がつるつるになる。大学の食堂は明日から夏休み。また9月にねー、と挨拶して帰る。S家へ。絵。夜、往来座へ。本搾り。miくん、ru先輩、saさん、uちゃん。どこかに行きたい願望。18切符。船。大倉で買い物。夕飯は、トマトセロリ、もらった鶏の照り焼き、ごぼう舞茸ナス大根のトマト汁。「岸辺のアルバム」見るも途中で寝落ち。S家泊。

 

7月29日土曜日

晴れ。暑い。シソ納豆ご飯、トマト、もらった唐揚げ。あちこちオードリー、ヤギと大悟、見る。牧場のヤギかわいい。KOさんから岡谷でビール飲んでいるとメール。Sは往来座へ。絵。これといった絵が描けず、ずっと苦しい。早く道が見えて欲しい。夜、往来座へ。本搾り。9時から不忍ブックストリーム配信開始。ゲストは光灯舎の面高さん。アンソロジーについて。南陀楼さんがとてもしゃべりやすそう。Bスポは青空文庫全文検索で多いことばを当てる青空るんるん散歩。終えて、S、nとビックリガードの鳥貴族へ。生ビール、ウーロンハイ、枝豆、ポテサラ、キャベツ、冷やしトマト、ポテトフライ、山芋鉄板焼、焼き鳥いろいろ、nはしめに鯛と鶏だしのうどんを食べている。次回のBスポのアイデア出し。そのジャンルに詳しくない人も、見ている人も、楽しめるものにしたいと思うが難しい。終電近くnが慌てて帰る。ミニストップで買い物して帰る。昨晩寝落ちした「岸辺のアルバム」をもう一度はじめから見る。シゲルちゃんの反乱。S家泊。

 

7月30日日曜日

晴れ。暑い。玉ねぎベーコンナスじゃが芋のトマトソースパスタ。さま~ずのユーチューブ。暑すぎて猫の食欲がない。Sが階下で叫んでるので見に行くと廊下に猫のうんこが散らばっている。Sは往来座へ。夕方、uと往来座で落ち合い山手線で日暮里まで、京成に乗り換えて青砥まで。昨日銭湯火事になったよね、板橋の、とu。板橋仲宿の「梅の湯」。知らなかった。青砥で立石行きに乗り換えようとするも、羽田空港行きの京急や北総電鉄など知らない電車が乗り入れていてまごまごする。乗り換え二駅で京成立石へ。構内のラックにキャプテン翼銅像マップ。銭湯の場所も載っていて助かる。線路を越え、立石駅通り商店街と仲見世を抜ける。どちらもアーケードで覆われ、仲見世のほうは道幅が細く狭く那覇の町並みを思い出す。路地に赤ちょうちんがぽつぽつ下がるのがうれしい。奥戸街道に出て右折。7月末で閉店すると知った岡島書店へ。出かけていく店主とすれ違う。店内の在庫はほぼないが、外の均一に文庫、図録など残してくれているのはこうして訪ねてくる人のためか。ぐるっと見、店内から中国の凧の本を買う。本棚の木が細く薄く裏打ちがなく、本の入っていない棚はこんなに頼りないものかと思う。こんなに急に閉めるとは思わなかった、と店内にいた客と女将さんが話している。キャプテン翼マップを見ながら渋江公園へ。岬くんの銅像。京成の踏切でマップを広げると一瞬の風に飛ばされ特急にもひかれ霧散する。まいろーど四ツ木商店街から日向くんの銅像のある四ツ木公園へ。公園の入り口を探していると、なに探してるの?とおじさん。日向くんの銅像を探しています、公園の中の、というと、どこからでも入れるけど、と言いながらすぐそばの入り口を教えてくれる。四ツ木富士のうえに長い2列のすべり台。日向くんを探して公園を一周。意外と小さいが、ちゃんと腕まくりしてるね、とuと言い合う。『キャプテン翼』ってどんな話だっけ?あのころまだJリーグもなかったし、なにを目指してサッカーしてるんだっけ?とふたりで考えるも、まったく思い出せず。uの小学校では病弱な岬くん派とかっこいい日向くん派があったそう。公園に面した銭湯「竹の湯」へ。以前見たアド街で石崎くんの実家のモデルと紹介されていたが、どこにもその表記はなく。昔ながらの銭湯だが壁の色味が緑と薄ピンクで統一されていてかわいらしい。入り口右手にコインランドリー、正面ののれんをくぐると右手に傘ロッカー、正面に下足箱、左手に自動ドア。入るとテレビソファテーブルの置かれたロビー、右手にフロント。入浴台520円払う。フロント右手に女湯の入り口。脱衣所。島ロッカーがふたつ、天井は高く縁がオレンジ色に塗られていてかわいらしい。体重計、マッサージチェアなどあるが、よけいなものがなく清潔感がある。洗い場。入ると右手にサウナ、左手に立ちシャワーがふたつ。島カランが2列あるが左手のは片面のみ。正面奥に左手からジェットが2台の深め、桃の葉が入った袋が浮かぶ広め、小さめの水風呂、水風呂の横に外への扉、出ると2畳ほどの露天風呂がある。露天は屋根がなく空がしっかり見える。まだ外は暑いが風が吹くと気持ちがいい。水風呂、露天風呂と繰り返し入る。湯船のうえの壁には富士山のペンキ絵。男湯との堺の壁のうえにどーんと富士山、そこから山と川が女湯に広がっている。珍しいのは湯船のすぐうえからペンキ絵があり迫力がある。ペンキ絵の左下に「2021.10.13 ナカジマ」のサイン。天井は高く水色と濃い水色で塗り分けられている。銭湯遍路の判子をもらい、我慢できずに缶ビールも買う。ロビーで飲んでいるとuもやってきて缶ビールを買っている。冷えててうまい。イガグリ頭の男の子たちが男湯に入っていくのを見、いろんなサイズの石崎くんみたいだね、とu。立石駅まで戻り、駅の周りの商店街を散策。1軒だけ灯りがついていた呑んべ横丁。どこに入るか迷った末に一番いい匂いが漂っていた牛坊へ。このあたりも再開発になるらしく、8月末で移転の張り紙。店の外では別れを惜しむ人たちが写真を撮っている。生ビール、ウーロンハイ、まっこり、ナムル盛り合わせ、トマト、牛坊焼き、ホルモンいろいろ、しめに石焼ビビンバ。どれもうまい。働くおねえさんたちがチャーミングで楽しい。退院したあんずちゃん、沖縄、人んちの子ども、引っ越し、旅行、18切符。閉店まで飲み、池袋に帰る。往来座前を通るとnとSが店を閉めて出てくるところ。saさんと飲んでいたそう。S家に帰り、酔っ払って倒れるように寝る。Sはコンビニで買ったサバ缶、冷奴、枝豆を食べている。S家泊。

 

7月31日月曜日

晴れ。暑い。ファミマで買ったレトルトグリーンカレー、Sは欧風チーズカレー。ファミマのグリーンカレーは辛くなくていまいち。Sは休日、布団に転がりブログを書くか動画を見るかしている。突発的にDVD買っちゃった、とS。「冬の桃」西東三鬼原作のドラマだそう。絵。夜、Sと缶ビール飲みつつサンシャイン60トイザらスへ。Sが探していたおもちゃは見つからず、ビニール制のでかい野球ボールを買っている。東池袋マルエツへ。買い物。本搾り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼう三つ葉大根豆もやし豚つくね鍋。つくねに大豆ミートを混ぜる。「岸辺のアルバム」続き見る。シゲルの爆発からの家出。S家泊。

 

8月1日火曜日

曇り、雷、久しぶりの雨。台風の影響なのかときどき強い風が吹く。法明寺のツワブキがしなしなで気になっていたので雨がうれしい。ひき肉玉ねぎセロリ人参のミートソースパスタ。パスタはねじねじショート。土方くんのビリ宿は下呂温泉。Sは車で上板橋の実家へ。見学希望のお客さんにアトリエを見せるとのこと。Sから、今日8月1日でしょ、むちょす八朔好きでしょ、と電話。今日は犀星の誕生日だよ、と話す。絵。夜、S帰る。西洋近代彫刻、人の軸、バブルで消えていった人。氷結飲みつつSとM家まで。そのまま雑司が谷公園のベンチでだらだら話す。涼しいからか子どもたちがまだ遊んでいる。弦巻通りのまいばすで買い物。本搾り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼうかぼちゃほうれん草舞茸豚しゃぶ鍋。かぼちゃを鍋に入れるのははじめてだが以外においしい。「岸辺のアルバム」最後まで見る。オープニングに映る多摩川決壊の映像からの予想を上回る最後。人間のグレーの層がぶ厚いドラマだった。最近見たドラマのなかで一番面白かった。オープニングの音楽も忘れられず。S家泊。

 

8月2日水曜日

晴れ。暑い。ベーコン玉ねぎかぼちゃにチンした飯を入れたリゾットもどき。Sは生卵をのせ醤油をかけて食べている。昨日もらったドトールのパンも食べている。Sは休日、布団に転がり動画を見るかブログを書くかしている。絵。ツイッターやインスタグラムにあがる那覇の台風被害の写真がひどくUさんにライン。桜坂の平屋やサンライズなはのアーケードが壊れている。夜、缶ビール飲みつつパルコの世界堂へ。買い物。本搾り飲みつつ東池袋マルエツへ。買い物。夕飯は、ごぼう水菜油揚げ豚つくね鍋。豚つくねに大豆ミートを入れる。すごく眠くて早々に寝てしまう。S家泊。

 

8月3日木曜日

曇り。厚い。uにもらったアンチョビペーストでベーコンじゃが芋ピーマンを炒めたパスタ。好きな味。アンチョビの味しない、とS。たま(猫)がわたしの足のうえにうんこをし、そのまま走り回りながら部屋にうんこを落としていく。Sは往来座へ。絵。道が見えだしてうれしい。夜、往来座へ。YOさん。烏龍茶割り。YOさんはアルコール度数4%の緑茶割りを飲んでおり、4%だと少ないんですよ6%欲しいんですよ、と。わたしは4%くらいの無糖の甘くない缶チューハイが飲みたいがぴったりのものがなく。いまの自分に合うチューハイがどこにも売っていないとふたりで嘆く。S、YOさんと弦巻通りを帰る。途中、ご自由にお持ち下さいコーナでYOさんがD51の写真パネルを拾う。まいばすけっとで買い物。夕飯は、トマト、ピーマンチャーシュー塩昆布和え、まいばすで買った冷凍シュウマイ、昨晩の鍋の残りの汁にまいばすで買った豚汁の具と味噌を足した豚汁もどき。映画「FAKE」観る。同じ船、足元、手の中の光。なにかを突きつけられる最後。S家泊。