絵の仕事の告知を3つ。
那覇の公設市場の目の前で「市場の古本屋ウララ」を営んでいる宇田智子さんのちくま文庫『増補 本屋になりたい この島の本を売る』。以前、ちくまプリマー新書から出ていた『本屋になりたい この島の本を売る』の増補版になります。公設市場の建て替え、アーケードの撤去と仮設置、そしてコロナ禍と、増補部分の切実さが苦しいですが、いま那覇の市場の周りで起こっていることを宇田さんのことばで読み知ることができる、得難い一冊です。わたしはウララが入る水上店舗の断面図と市場周辺の地図を描きました。小さな図面ですが、描くために、あーでもない、こーでもない、と那覇に行き市場周辺を歩き回りました。豪華な装画と挿絵は高野文子さんです。
筑摩書房 増補 本屋になりたい ─この島の本を売る / 宇田 智子 著, 高野 文子 著
金沢の龜鳴屋発行の詩集『梅 上井正三詩集』と『天井の櫻 宮崎孝政詩選集』(芝雪編)の装画に小さな版画を刷りました。詩集のご注文は龜鳴屋か、龜鳴屋の本を取り扱う書店まで。