12月16日金曜日
晴れ。ナス玉ねぎハムのトマトソースパスタ。連日の飲み過ぎで頭が重い。Sは往来座へ。洗濯、掃除。絵。ギターの練習。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。Sが早々に閉店作業をしている。閉店後、S、n、ru先輩と東池袋のサン浜名へ。行くたびに内装がかわいらしくなっている。御品書、と書かれたメニューがテーブルのひとつひとつにのっている。生ビール、焼酎のボトルでお湯割り、ベーコンエッグ、唐揚げ、チーズフライ、塩辛、アジのみりん干し、焼きそば。安心の大盛りで楽しいことがおいしい。ru先輩の転職話、いま鎌倉を歩くと鎌倉殿に出てくる豪族由来の地名や神社や墓に出会って楽しい、など。マスターに今年のお礼が言えてよかった。ミニストップで買い物。S家泊。
東京都の感染者数、16273人。
12月17日土曜日
曇り。寒い。納豆ご飯。Sはわさび漬けを納豆にまぜて食べている。Sが荒川洋治の文章を朗読。作家さん、ということばの違和感。豊島区に雑司ヶ谷霊園の墓についてご意見メールを送る。本当なら今日明日は往来座の外でスズメ座をやる予定だったが小さな雨予報が消えず中止。樋口くんの新刊『中野正彦の昭和九十二年』の回収騒ぎ。Sは往来座へ。いまね大和伝を抱えたタムタムさんが来てね、とSから電話。恵比寿の百椿図も大和伝も、見てもらえてうれしい。タムタムさんが元気でうれしい。夕方、往来座で待ち合わせたKiさんとキアズマ珈琲へ。1階のテーブルでカフェオレのホット。本に関する仕事は上に見られて飲食に関する仕事は下に見られると愚痴っていると、食堂の仕事を、手を濡らす仕事、という言い方をしてもらえてうれしい。ホコリはもちろん、時にはネズミやゴキブリにまみれる古本屋の買い取りの仕事はなんでかバカにされないのに、と言うと、遺品整理って言い方になるとまたバカにされるんだろうね、と。最近のいろいろを閉店まで。ふたりで往来座まで戻る。Kiさんが巻頭エッセイを書いた秋田の冊子をいただく。独立したGG、saさん、maくん、と今日も来店が多く年末っぽい。本搾り、GGのワイン、と酒があいていく。飲みすぎる。Sと目白駅改札までGGを送る。リコスで買い物。夕飯は酔っ払って作る気になれず。わたしがトマト、中華三昧に白菜豆腐をぶっこんだラーメン。Sはトマト、ピアゴで買ったイカと里芋の煮物、焼き魚、冷奴。倒れるように寝る。S家泊。
東京都の感染者数、17020人。
12月18日日曜日
晴れ。チンしたシチューにチンした飯を入れたリゾットもどき。ずん喫茶は御徒町、日本で2番目に古い佐竹商店街のなかの喫茶店。こんな場所にアーケードのある商店街があるのを知らなかった。Sが便所で、やる気元気いわき、と叫んでいる。Sは往来座へ。掃除、洗濯。昼過ぎ、旧高砂湯跡のまいばすけっとへ。買い物。3時過ぎ、ドミノピザを抱えたSが戻る。テレビの前にピザを置き、M1の敗者復活戦を見る。季節のクアトロR、普通のクアトロLが一瞬でなくなり、ピザってこんなにすぐなくなるもんだっけ?とS。面白いと思ったコンビがことごとく敗退。そのままM1決勝戦、反省会、打ち上げ、「鎌倉殿の13人」と見続ける。決勝戦に残った3組はいずれも初戦のときのほうが好きだった。鎌倉殿は政子と小四郎だけの最期。暗転。Sはさらにサッカーも見ている。S家泊。
東京都の感染者数、13646人。
12月19日月曜日
晴れ。眠い。ひき肉玉ねぎナスのトマトソースパスタ。「鎌倉殿の13人」オープニングの秘密、三谷幸喜の秘話など、見る。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。miくん。本搾り。miくんが作詞した歌のライブ音源聴く。サビの、気休めー、の連呼。ローソン100で買い物。夕飯は、母にもらったささみの味噌漬け白菜里芋さつま揚げを入れた味噌味の鍋。麦チョコを少し。nに借りた漫画『女の園』読む。楽しい。M家泊。
東京都の感染者数、7949人。
12月20日火曜日
晴れ。目玉焼きを作ろうと卵を割ると、中身が全部フライパンの手前に落ちる。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。もうピークが1回終わった、とtさん。いつもより混む時間が早い。ホテルパンのカレーが半分くらいになっている。終えて、目白から山手線で恵比寿へ。ギャラリーまぁるで日本酒ラベル展で売れなかった原画の受け取り。展示は人形とアクセサリーの二人展。本におっぱいがついている。また山手線で目白に帰る。Sに頼まれた煙草メビウス10ミリロングのボックスをファミマで買ってからS家へ。Sは休日、布団に転がりブログを書いている。miくんから送ってもらったライブ音源聴く。2曲目が一番好き。ちどりさんの作る曲はどれもかっこいい。夜、Sと缶ビール飲みつつサンシャイン60へ。マニュキュアを探してウロウロする。アルパに大きな無印ができている。地下を通って東池袋のマルエツで買い物。本の買い取りの金額を決めるとき気分ですって答えるんだけど気持ちとかの気分じゃないのよ、実存主義の気分なの、昨日ハイデガーのウィキ読んでてわかったの、これからは実存主義ですと答える、とS。買い取りの金額が実存主義だと分かりづらいと言うと、じゃぁハイデガー言うところの気分です、にするとS。夕飯は、ごぼう白菜鶏肉の鍋。麦チョコを少し。「エルピス」続き見る。村井さんがきれる。M家泊。
東京都の感染者数、20513人。
12月21日水曜日
晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。食堂は明日から冬休みに入るため今日までの人たちから、良いお年を、と声をかけられる。生ゴミを捨てに行く途中、害虫点検で開いていたグリストラップに落ちそうになる。終えて、西武のロフトとパルコのソニプラにマニュキュアを見に行く。ソニプラで銀色のラメの入った透明のマニュキュアを買い、クリスマス包装をしてもらう。往来座で入谷コピー文庫の原稿書き。6時に目白駅の改札前へ。u、miちゃん、めずちゃんと待ち合わせ、新大久保に向かって歩く。学習院横の椿坂、高田馬場、戸山公園の横を通って住宅街から新大久保の大久保通りに出る。向かいのどこかに銭湯「万年湯」があるはずだがビルに囲まれて入り口が分からず。渡ってイケメン通りという名の細道を行くが入り口わからず。入り口を求めて区画を1周してまた大久保通りに出る。ビルとビルの間の奥に「万年湯」と描かれたアーチを見つける。ビルの1階の銭湯。入り口には青い「1010」ののれん。引き戸を開けると左右に下足場、入ると右手に券売機、左手にフロント、奥に椅子がいくつか並ぶ小さなロビーがある。下足札の木札に小さな鈴がついている。券売機で買わず、フロントにそのまま入浴代500円を払う。フェイスタオルがひとり1枚無料で貸し出しとのこと。フロント右手奥が女湯の入り口。入ると、右手の壁沿いに流しと鏡、左手の壁沿いにぐるっとロッカーが並んでいる。ロッカーは四角いものと、細長いハンガーつきのものとある。流しのそばには常連用の貸しロッカーもある。真ん中に畳敷きの小さな座敷、周りに丸椅子がいくつか転がる。洗い場。左手に立ちシャワー、右手に水風呂、島カランが真ん中に1列と短めのがもう1列。湯船は奥の壁左手から右手の壁にくの字型に折れ、大きめ中温の湯船、小さめ高温の湯船のふたつ。大きめの湯船は向かって左手奥に座ジェット、電気が1台ずつ、真ん中らへんから泡が出ている。小さめの湯船のお湯は白いシルク風呂。正面の壁の高いところに鶴のモザイクタイル絵。飛翔する鶴が何羽も描かれている。ビルの1階の銭湯と思えないほど天井が高く、広々した印象。洗い場の明かりは、カランひとつずつにライトが付き、天井や鶴のモザイク絵などは壁に設置されたスポットライトで照らされている。先日訪ねた「五色湯」と同じムーディーさを感じる。水風呂と高温、中温を何度かくりかえし入る。背中、太ももに彫り物をいれた人が仁王立ちで水風呂に入っていて神々しい。脱衣所で湯あたりした人が床にへたり込んでいる。ペットボトルの水はめずちゃんが買って渡したとのこと。フロントで銭湯遍路の判子をもらう。うちがはじめたのは昭和36年からだけど、それ以前も銭湯、昭和54年にビルにして、いまみたいになったのは2016年から、ビルだけどマンションじゃない、うちの一家が住んでんの、マンションの1階だとこんなに天井高くできないよ、いまちらっと見えたけど「五色湯」さんと同じ人、今井さんがやったの。フロントやロビーに飾られているトートバッグや手ぬぐいの絵は、銭湯ハンコ作家の広瀬十四三さんの作品とのこと。予約していた飯屋の時間には早いので、近くの韓国食品のスーパーへ。店内うろうろ。「万年湯」には缶ビールが売ってなかったので、ここで1本買う。値段も見ずにレジに持っていくと440円と言われ驚く。このあと行くベトナム料理屋でも缶ビールの酒が880円とメニューにあり、国内にいながら円安の海外旅行をしているよう。夜の新大久保は韓国語のキラキラしたネオンの文字が溢れていてここが雑司ヶ谷から歩いてそう遠くない場所とは思えない。予約の時間まで街をぐるぐるし、大久保駅そばの、ベトナムちゃん、へ。880円の缶ビール、サングリア、生春巻き、揚春巻き、レモングラス味の厚揚げを焼いたやつ、チキンサラダ、パインセオ、レモングラスのチャーハン。どれも野菜がいっぱいですげーうまい。レモングラスを揚げたパリパリしたものがうまい。パインセオはパリパリの皮のなかに湯でもやしのようなものが入っており、それを葉っぱで巻いて食うと説明されるが、どう捉えていい食い物かわからない。でもうまい。めずちゃんが作った手ぬぐいをみせてもらう。沖縄、韓国旅行の話、鎌倉殿の話など。帰り道、ぱらぱらと雨が降り出し新大久保から山手線で帰る。副都心線雑司が谷駅のクックパッドのポストに食材を受け取りに行くというuと一緒に雑司ヶ谷に帰る。途中、千登世橋の上で、明治通りはどこか、西早稲田に行きたいというチャリの女性に道を聞かれる。立体交差で難しく、ここの下の道が明治通りだと説明、ひたすらまっすぐ行けば西早稲田に至るとも。橋の上からチャリを見送る。雑司が谷駅の改札のそばにでっかい冷蔵庫のような物があり、uがスマホを操作して扉をあけるとなかに食材の入った籠が段々についている。uが番号を確認しながら沖縄そばなの食材を取ってまた扉をしめる。uの家の前で別れる。家に帰りSに電話。夕飯はなにを食べたか聞くと、往来座で飲んでひとりでばしとんに行ったとのこと。野菜全然食ってないだろと言うと、ばしとんでおでんの大根を食った、とS。M家泊。
東京都の感染者数、21186人。
12月22日木曜日
雨。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。食堂は明日から休み。大掃除モード。良いお年を、来年もよろしくねー、などみな口々にして帰る。終えてS家へ。掃除などしているとSから電話。一緒に古書会館に行くと言っていたのを忘れていた。車でSと神保町まで。古書会館の周りは駐車中の車だらけで停めるところがなく、仕方なく端っこにそっと停める。出品する前にSが1冊1冊助手席に持って来、見せてくれる。凝った詩集ばかりで銅製の函に入っていたり、ろうそくがついていたりする。Sが戻り、雑司ヶ谷に戻る。東池袋のマルエツのそばでおろしてもらい、買い物してS家に帰る。夕飯の仕込み。ギターの練習。入谷コピー文庫の原稿を書くなど。夜、往来座へ。miくん、asさん、ru先輩、saさん。今日も本搾りがたくさん空く。閉店後、miくん、ru先輩、Sと4人でビックリガードの鳥貴族へ。生ビール、きゅうり、枝豆、フライドポテト、山芋の焼いたやつ、焼き鳥いろいろ。読んだ本、作詞。miくんに『DRY』2号もらう。ru先輩とSと雑司ヶ谷霊園を抜けて帰る。夕方作っておいたごぼう汁をSが食べる。S家泊。
東京都の感染者数、18820人。