断片日記

断片と告知

恵文社 冬の古本市

お誘いいただき恵文社一乗寺店(京都)で開催する「冬の古本市」の一箱部門に参加します。わたしの一箱には、漫画中心の古本と、描き文字を使ったオリジナルの紙もの「2024年のカレンダー」を出品します。カレンダーは、色紙、薄い色紙、わら半紙、包装紙など、A3サイズのいろんな紙に刷りました。包装紙は家に折りたたんでしまわれていたデパートや菓子屋のもので、折り目やテープ跡破れなどありますが、そのまま活かして使っています。染み汚れへんてこな文字などがお好きな方、来年のカレンダーにいかがでしょうか。年末年始の3週間、京都に行かれる方はぜひ恵文社一乗寺店にお立ち寄りください。

古本市の参加者等の詳細は下記のサイトをご覧ください。

12月26日 - 2024年1月15日|恵文社『冬の古本市』|恵文社 | 本にまつわるあれこれのお店

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「冬の古本市」

■場所

恵文社一乗寺店

〒606-8184 京都市左京区一乗寺払殿町10

■開催日時

2023年12月26日(火) - 2024年1月15日(月)
【年末年始の営業時間】
2023年
12月30日(土)11:00−19:00(通常営業)
12月31日(日)11:00−17:00(短縮営業)
2024年
1月1日(月)元日 休業
1月2日(火)11:00−17:00(短縮営業)
1月3日(水)より11:00−19:00(通常営業)

  ※最終日14時迄

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コロナの冬 12月15日から12月21日

12月15日金曜日

曇り。微妙に残っていたタンドリーチキン、玉ねぎのみじん切り、豚汁の具、トマト汁、など入れた残りものカレー。うまい、とS。母から豆腐屋のおじちゃんが退院したと連絡もらう。水曜日のダウンタウン、スベリ1続き見る。Sは往来座へ。絵。夜、M家に寄り母が作ったロールキャベツもらう。セブンイレブンでスキャンしてから往来座へ。ru先輩、miくん、saさん。saさん、少し体調戻るが酒はまだ飲めず。お茶割り。往来座号は昨日またエンジンがかからなくなり、さっきPPが持っていっていま代車がきてる、とS。ファミマで買い物。夕飯は、トマトアボカド、ロールキャベツ、ごぼうネギ油揚げ汁。糖質ゼロチョコを少し。映画「マッキー」観るも途中で寝落ち。感情すべてに音楽がついている。S家泊。

 

12月16日土曜日

晴れ。暖かい。朝方、ウメ(猫)のゲロで2回起きる。たま(猫)がこたつ敷きにうんこをしている。ひきわり納豆ご飯。Sは納豆ふたつ卵ふたつにツナ缶を入れて食べている。ザ・マンザイ、あちこちオードリー、見る。Sは往来座へ。mさんに画像送る。文字描き。夕方、往来座へ寄ってから西武のガーデンへ。つまみを買っているときにレジで小銭をぶちまける。無印の前でSと落ち合い、埼京線で赤羽、乗り換えて浦和まで。電車の遅れで遅刻する。改札にmiくん。途中のセブンイレブンで酒つまみ買う。切符の買い間違え、セブンでのおつりの取り忘れ、など、今日ひどい、頭がぼーっとする、とSに言うと、暖かくて気持ち悪い、調子狂うよね、とS。お茶割り飲みつつ線路沿いを歩き、KさんMさん猫のがじゅまるの家へ。miくんの浦和仲間、3人で椿の絵を買ってくれた。部屋に額装された赤い線画の椿の絵がツリーや観葉植物のうえに祭壇のように飾られている。缶ビール、赤ワイン、白ワイン、サラミチーズミニトマト、鯖のスパイシーな煮物、フランスパン、にんにくチーズペースト、枝豆、チキンカツ、カレー味のスープ。おいしい。miくんのもろもろ。ニール・ヤングのレコード。miくんにぶつぶつ言いながら改札近くまで送ってもらう。埼京線で池袋まで。ファミマで買い物して帰る。S家泊。

 

12月17日日曜日

晴れ。ファミマで買ったレトルトカレー。わたしがポークビンダルー、Sが濃厚ハヤシライス。ザ・マンザイ、ゴットタン、見る。Sは往来座へ。文字描き。夜、セブンイレブンで文字をスキャン。往来座へ。saさん。本搾り。9時から不忍ブックストリーム。ゲストBスポなしで、A、szさん、しのばずくん、Sが今年印象に残った3冊を紹介する。szさんが娘さんのピアノ教室に付き合ううちに自身もピアノをはじめたため楽譜を紹介している。人の本の紹介が長いとAが本番中に文句を言うも、終わってみればAの時間が一番長いと測っていたnから連絡もらう。配信を横で見ながらポテチとサキイカをひとりで一袋食べてしまう。終えて、どこかで食べるのもしんどく、ファミマでいろいろ買いお茶割り飲みながら帰る。Sは毎年この時期恒例の、今年中に決めたこと終わらせないとノイローゼになっており、終わらせなくてもいい、来年やればいい、と言うと、そうか終わらせなくてもいいのか、と一応うなずいている。どうしたら番組が面白くなるのか、そもそもやる必要があるのか、言い合う。夕飯は、ファミマで買った冷凍ベーコンほうれん草バター炒め、汁なし担々麺。Sが冷凍のベーコングリーンピースどん兵衛の大盛り。「芋たこなんきん」ってさ、サザエさんみたいなもんじゃない?ちびまる子ちゃんとか、とS。早々に寝る。S家泊。

 

12月18日月曜日

晴れ。寒い。野菜不足を補うため冷蔵庫の野菜いろいろミートソースパスタ。なんでも鑑定団を見る。先に出、M家に寄ってから、目白の三井住友銀行で金をおろし往来座へ。恵文社の一箱で販売する予定の紙もののデザインを考える。店は定休日だがS、nはたまった買い取りの本の仕分けをしている。夜、金沢から法事と実家の片付けに来たsiさん、asさん、ru先輩。siさんに金沢土産の加賀棒茶味の文鳥羊羹と、麻布十二番で買ったというおかきをもらう。なんで十二番って言っちゃたんだろう、と笑いながらsiさん。土産をつまみに買い取り先でもらったシャンパンをあけみなで飲む。siさんと東通りの硯やへ。生ビール、ウーロンハイ、穴子天、小松菜のおひたし、牛すじ煮込み、しめに四川麻辣醤麺を半分ずつ。家族、兄弟の話、片付かない実家、年代物の梅酒、熟した柿はそのまま冷凍庫で凍らせヨーグルトに混ぜて食べるとうまい。震災のあと、実家のあるつくばのあたりはホットスポットになり、空気がスプーンをなめたような味がした、とsiさん。ジュンク堂前の交差点までsiさんを送る。往来座に寄るとS、nがまだ本の仕分けをしている。M家泊。

 

12月19日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。だらだらと途切れずいつもと違う忙しさ。終えて、往来座へ。恵文社の一箱用の紙ものデザインの続き。夕方、修理に出していた車に乗ってSが戻る。古い車の壊れそうなところはもうたいてい壊れて直したからあと30年は持つって言ってたよ、とS。KIさんが育てた大根とパクチーもらう。先日買い取りした本を車に積みSと古書会館へ。駐車場が空いていて助かる。縛った本の数が合わないと言いつつ出品。雑司ヶ谷に戻り、ファミマで缶ビール買い飲みながら東池袋のファミマまで。麦チョコ4袋買う。マルエツへ。買い物。本搾り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼう人参パクチー水餃子。麦チョコを少し。「芋たこなんきん」続き見る。戦争の気配がする。M家泊。

 

12月20日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。思ったより忙しい。いつもより30分早く終わり、往来座へ。隣りの豆腐屋のシャッターに、しばらく休みます、の貼り紙。恵文社一箱古本市用のスリップ作り。夕方、Sと車で古書会館まで。書、掛け軸などの出品。Aちゃん。雑司ヶ谷に戻り、ファミマで缶ビール買い飲みながら東池袋マルエツまで。買い物。夕飯は、大根の葉っぱ卵豚肉炒め、玉ねぎピーマンひき肉トマト汁。映画「マッキー」の続き見るもまた眠くて見続けられず。M家泊。

 

12月21日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。手が空くとみなどこかを掃除している。食堂は今日が仕事納め。口々に、良いお年を、来年もよろしくね、と言いながら帰っていく。終えて、往来座へ。恵文社の一箱に出す本を商品化。夜、歩いて六又ロータリーそばの砂漠之月へ。青島ビールを飲んでいるとみなが集まってくる。Jさん、miちゃん、Yくん、Oさん、uちゃん。Yくんにライブで買った坂本慎太郎のTシャツを渡す。砂肝ときゅうりの山椒和え、ミミガーパクチーと干し豆腐、厚揚げ卵豚肉の甘辛煮、パクチー水餃子、にんにくの茎と豚肉炒め、麺が3種類。しめに麺を茹でた汁を飲む。絶妙な塩気でうまい。下手な人が作った餃子を茹でた汁が一番うまい、とママさん。どれもスパイスが絶妙でうまい。痩せたいのに麺を食べてしまう、というママさんにごぼう汁をすすめるがやっぱり麺が食べたいと言う。喜多郎ヨーヨー・マ。六又ロータリーでみなと別れ、uちゃんと雑司ヶ谷へ。S家に帰る。きゅうり食べようと思ったけどアジフライ食べた、とS。水曜日のダウンタウン、100万円ドッキリ見て寝る。S家泊。

 

祖母の味、わたしの味

雑誌「婦人之友」2024年1月号から河合真理さんの連載「祖母の味、わたしの味」の挿絵を担当します。河合真理さんの祖母は料理研究家の阿部なをさんです。河合さんが書く阿部なをさんの思い出と季節ごとのレシピが毎号楽しみです。1月号の絵はおせちを描きました。お近くの本屋でぜひお求めください。

2024年 1月号 | 婦人之友社 生活を愛するあなたに

 

コロナの冬 12月8日から12月14日

12月8日金曜日

晴れ。気持ちがいい。nにもらった宮崎土産のラーメン。マルタイ80周年記念のもの。かやくはついているが寂しい気がし、万ネギ、セブンで買ったチャーシューと味玉のせる。いつものマルタイよりだいぶうまい。水曜日のダウンタウン、スベリー1GP、見る。これを絵でやられたら立ち直れないかもしれない。Sは往来座へ。絵。夜、世界堂で買い物してから往来座へ。asさん、ru先輩。お茶割り。sさんが今日から復帰。閉店後、酒を買いつつみなで見舞い品を渡しに行く。みなsさんから酒を買うのが好きなので、これからもどうぞよろしく、と伝えると、泣いちゃう、と言いながらなぜかSが泣いている。『ウッシーとの日々』が面白かった、と読み終わったru先輩。はた万次郎の視点。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう里芋春菊油揚げ豚つくねおろし鍋。麦チョコを少し。100カメのダンス回見る。『コケカキイキイ』続き読む。「芋たこなんきん」今日は見ず。大人の物分かりが良すぎる、わけのわからない大人が出てこない、理路整然とし過ぎてる、と最近の感想をSと言い合う。S家泊。

 

12月9日土曜日

晴れ。気持ちがいい。ガパオの素で作ったガパオ飯。目玉焼きのせる。nにもらった宮崎土産のかつおのふりかけも食べる。米は茅野のNさんにもらったもの。新米で柔らかく水加減がいつもと違う。あちこちオードリー、テレビ千鳥、見る。母から、隣りの豆腐屋が閉めって、がんもどき買ってあるから、と連絡もらう。今年で閉めるかもと言っていたのは知っていたが、昨日火傷して病院に担ぎ込まれたと連絡があったばかりだった。こないだ店の前で倒れていた豆腐屋さんを起こしたとき体さわったらすごくガッチリしてたよ、とS。もう屋がつく商売は無理なんですよ、と先日tが言っていたことを思い出す。Sは往来座へ。洗濯。絵。夜、M家でがんもどきもらう。豆腐は売り切れててなかった、と母。往来座へ。ru先輩、miくん。お茶割り。均一棚に出した『暮らしの手帖』が1冊も売れず。完全試合、完封、とSが嘆いている。n、ru先輩、miくんとセブンイレブンで買い物し、体調の悪いsaさんに差し入れ。おでん、おかゆのパック、プリン、白桃ゼリー、ポカリスエットマヌカハニー飴。ドアノブにかけておく。ぼくが一生懸命やってたって言っておいてくださいね、としきりにru先輩。笠地蔵。ごんぎつね。お茶割り飲みつつ弦巻通りのまいばすけっとへ。買い物。夕飯は、まいばすで買った冷凍シュウマイ、玉ねぎピーマン舞茸菊芋ひき肉のトマト汁。昨晩あまり眠れず体調の悪いSが早々に布団に入り寝ている。『コケカキイキイ』読んで寝る。S家泊。

 

12月10日日曜日

晴れ。気持ちがいい。ベーコン舞茸菜の花のクリームパスタ。お笑い向上委員会、ずん喫茶、見る。ナイツ塙の自由時間、見る。会長職をフル活用しているのがぴったりはまり、芸人のユーチューブのなかで最近では一番見ている。キャンプ、ドライブ、バイク、ハワイ、大食い、激辛、にならないところが好きだ。Sが猫のゲロを踏む。数字の判子ない?ハンズがないとほんと不便、ヤダ、とS。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。パスタさん。お茶割り。nは昨日に続き酒を飲まず。飲まないほうが体調がいいそう.。今日も外の均一棚に出している『暮しの手帖』が一冊も売れず。今日も完封、状態すごいいいのにどうしてだろ、とまたS。閉店後nとセブンイレブンで買い物しsaさんちに差し入れ。ドアノブに差し入れをかけると、ドアにかけないほうがいいかなぁとnが言うので大丈夫でしょとぐりっと回すとドアが開いた。saさーん、差し入れ中に入れとくからねー、と叫び玄関に置く。家のどこかからか細い声で、ありがとう、と聞こえる。Sとお茶割り飲みつつ帰る。まいばすけっとで買い物。夕飯は、ごぼう白菜舞茸豚肉と、豆腐屋の最後のがんもどきを入れた鍋。汁はまいばすで買った一風堂のもの。麦チョコを少し。『コケカキイキイ』読んで早々に寝る。S家泊。

 

12月11日月曜日

曇り。暗い。12時前に寝ると調子がいい、とS。鶏ひき肉玉ねぎの親子丼。昼過ぎ、往来座へ。S、nと車で銀座まで本の買い取りへ。S、nが本を縛りわたしが車に積んでいく。夕方まで作業し車で帰るが、nが本の雪崩で押しつぶされている。渋滞でなかなか雑司ヶ谷に着かず。往来座にブツだけおろし、S、nとジュンク堂書店へ。Sが司馬遼太郎の文庫『草原の記』を買う。雲吉へ。生ビール、ウーロンハイ、ガーリックポテト、豆腐とアボカドのサラダ、焼き鳥いろいろ、更科そばの大盛り。壁にライオンズの選手のサイン色紙があるのにはじめて気づく。親戚がコーチをしていたとマスター。M家泊。

 

12月12日火曜日

曇り。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。終えて、歩いて埼京線板橋駅まで。川越街道を越え、さくら公園を抜け、住宅街のなかを歩いていく。途中、名前の気になる「お茶あがれ地蔵尊」、廃業した銭湯「風呂ゆートピア」「COFFEE&SNACKプチゆートピア」の看板を見かける。看板の下の門には「越の湯通用口」と貼られている。表に周るとマンションの外壁に看板は残るが銭湯のなかは工事が入っている。目の前の桜並木を歩き、銭湯「クアパレスゆうゆう」へ。マンションの1階の銭湯。左手にイタリアン、地下にコインランドリーがある。正面真ん中の「ゆうゆう」と描かれた金ピカの文字のしたに自動ドア、入ると左右に傘ロッカー。その先右手に券売機、左手に下足箱、正面にフロントがある。入浴券520円買いフロントに渡す。下足箱の鍵を預けるとロッカーの鍵をくれる。右手にテレビソファのあるロビーがある。フロントすぐ右手に女湯の入り口。脱衣所。ハイテク体重計、ボツボツの竹踏み、真ん中にベンチと小さなテーブル、木箱のようなロッカーが壁にある。洗い場。入るとすぐ左手に巨人用かと思うくらい大きな一人用の立ちシャワー。右手の壁沿いに別料金のふつうのサウナと低温サウナがふたつ並んでいる。どちらも大きめ。そこから正面斜めの壁沿いに水風呂、ジェットが並ぶ大きめの湯船がひとつある。大きめの湯船のなかは右から寝ジェット、座って四方からくるジェット、左手奥に一本ジェット、円筒の立ちジェットがある。どのジェットもエステやボディマッサージなど名前がついているがどれがどれだか覚えられず。寝ジェットの前には大きな窓があり、なかに大型テレビが置かれ、自民党献金問題のニュースが流れている。カランは立ちシャワーの近くにひとり用のカラン、真ん中に島カランが一列、左奥の壁に沿ってカランが並んでいる。壁や天井は白く、どことなく上板橋の銭湯「ときわ健康温泉」に似ている。寝ジェットと水風呂に繰り返し入る。水風呂に浸かっていると、水出していいかしら、ほら新しい水にしたいじゃない、と常連さん。湯船の横にアンモナイト模様の不思議な茶色い壺があると思っていたが、常連がその横のボタンを押すと壺の横にある口から水が溢れ出す。えー、こんな仕組みはじめて見ました、と驚くと、あっちの壺もそうよ、とジェットが並ぶ湯船についている壺を指す。よく見ると壺の横か下に作品プレートが貼られ水風呂のほうは「アンモナイトⅡ」、ジェットが並ぶ湯船のほうは「未知の生物 雌」と書かれ、どちらの作者も成田和哉とある。外から入ってくると湯が熱いじゃない、だからはじめは水を出して慣れたら止めればいいから、と教えてくれる。ボタンをもう一度押すと水が止まる。ここははじめて?と聞かれ、はじめてです、あちこちの銭湯に行ってて、と言うと、王子の銭湯は行った?路地入ってすぐにあるんだって、あそこに入ると他には行けなくなるって言ってたわよ、板橋の見次公園のとこは?あそこはスーパー銭湯か、お腹が空いたからお蕎麦食べたんだけどそこらで食べるよりぜんぜんおいしいの、と銭湯情報を教えてもらう。フロントで銭湯遍路の判子をもらう。湯船の壺のことを聞くと、よく知らないんです、あんまり有名な人じゃないと思うんだけど、と。板橋駅前に行くと、クリスマスの飾りはまったくなくでかでかと謹賀新年と書かれゲートがたっている。改札で待っているとKOさん、n、S、ru先輩がやってくる。駅前の近藤勇の碑を見てからふぐ料理「きくひろ」へ。KOさんのふぐ忘年会。あとからasさんもやって来る。生ビール、ひれ酒、ふぐと中トロの寿司、ふぐ刺し、ふぐの唐揚げ、あん肝とふぐの白子焼き、ふぐちりと雑炊。どれもうまい。ふぐって肉魚とも違うもう一つのジャンルだから、Sが言っていたが、調理方法で味も食べごたえもまったく変わる不思議な白い肉のようだった。Sが赤いマスキングテープを鼻の下に貼っている。asさんの名前をKOさんが一発で当てる。ru先輩の会社のキャラクターを考える。店の前で記念撮影。KOさんをタクシーで見送り、みな埼京線で帰る。M家泊。

 

12月13日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。今日と明日、付属の高校がインフルエンザで3学年とも学級閉鎖で休み。高校給食はないがめちゃくちゃ忙しい。終えて、S家へ。Sは久しぶりの休日、布団でぐったりしている。熱はないが昨日から声がかすれている。絵。外に行きたくない、とSが言うのであるもので夕飯。もらったタンドリーチキン、玉ねぎ人参ごぼうかぶひき肉のトマト汁。熱はないがちょっとだるくなってきた、とS。「芋たこなんきん」続き見る。おせいさんがいい人過ぎる。火野正平の声。M家泊。

 

12月14日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。ひま。往来座へ。Sが朝飯を食べていないというのでセブンイレブンでサンドイッチを買い渡す。体調はふつうとのこと。S家へ。絵。たま(猫)がこたつ敷きにうんこをしている。夜、往来座へ。asさん、Sの小中の同級生のKAくん、会議疲れのru先輩。本搾り。KAくんはこれから仕事だそうで、ひとりでも夕飯食べられるところを聞かれラーメン福やをおすすめする。ひれ酒がやばかった、うまかったね、とふぐを思い出しながらnと。ハナマサ、ツルハで買い物。夕飯は、ごぼうセリ油揚げ鶏肉鍋。セリはハナマサで買ったもの。うまい。飲みすぎて早々に寝る。S家泊。

コロナの冬 12月1日から12月7日

12月1日金曜日

曇り。自分が着るとお地蔵さんみたいになるから、とSが言うので、成田に住むS祖母が作った半纏を着る。温かい。もらったハヤシライス。半纏と一緒にS母が送ってくれた銀杏を、封筒に入れチンして食べる。から剥くのが大変。奥歯で割って食べる。うまい。水曜日のダウンタウン、天下一品の回見る。楽しい。Sは往来座へ。絵。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。お茶割り。『ウッシーとの日々』おもしろい、とru先輩。大倉で買い物。夕飯は、ごぼう人参小松菜鶏肉の鍋。糖質ゼロのチョコを少し。封筒銀杏も食べる。飲みすぎて早々に寝る。S家泊。

 

12月2日土曜日

晴れ。赤い額縁が届いた、とKOさん。もらったシチューとチンした飯。Sはシチューに醤油をかけそれを飯にかけて食べている。Sは往来座へ。絵。夜、M家に寄り母が作ったミートソースをもらう。龜鳴屋から『忘れたステッキ』届く。毎回本についてくるKさんからの直筆の手紙が今回はプリントアウトしたものになっている。往来座へ。saさん。今日も野球チップスを食べ、出てくるカードに一喜一憂している。お茶割り。蔵書印。大倉で買い物。夕飯は、玉ねぎナスピーマンひき肉のトマト汁、チンしたかぼちゃに朝の残りのシチューをのせたグラタンもどき。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

 

12月3日日曜日

晴れ。母が作ったミートソースパスタ。おいしい、とS。お笑い向上委員会、ヤギと大悟、見る。昼過ぎ、Sと車で環七の先まで買い取りへ。久しぶりに手足が真っ黒になるほどの買い取り。玄関にある大きなボンボン時計を眺めていると、この時計テレビにユリゲラーが出たとき動いたんです、すぐ止まっちゃったけど、とお客さん。そういえば子どものころ親戚の子たちと超能力のテレビを見ていてみなでスプーン曲げをしていたら1本曲がったことを思い出す。車にみっちり詰めて雑司ヶ谷に帰る。ブツだけ往来座におろす。車を駐車場に戻し、本搾り飲みながら目白台の猫番へ。そのまま高田のスーパーよしやで買い物。Sは生鮮コーナーに並んでいたでかい魚の名前をメモしている。お茶割り飲みつつ帰る。夕飯は、ごぼうしめじ大根春菊鶏つくね鍋、汁はよしやで買ったレモン鍋の素。よしやに売っていた、「麦チョコのパイオニア」と描かれていた麦チョコムーギーと、ファミマの麦チョコを食べ比べる。Sわたし両者ともファミマのほうに軍配があがる。映画「ワンス・アポンア・タイム・イン・アメリカ」観る。最後の笑顔。S家泊。

 

12月4日月曜日

晴れ。ミョウガ納豆ご飯。Sはミョウガ納豆ふたつ卵ふたつにでかいツナ缶を入れて食べている。「ワンス・アポンア・タイム・イン・アメリカ」をはじめから見直し。見落としていたものがいろいろ繋がる。クリームいっぱいのったケーキを持ってくればやらせてあげるというペギー、ペギーを待っているあいだケーキのクリームをなめてしまう少年。みなまだ子どもなのだ、と見せるこのシーンがとても好きだと話す。見直せば見直すほど戻れない昔がせまってくる。Sは昨日の買取を店におろしに往来座へ。絵。21日の忘年会の予約。夜、往来座へ。店は開けず、Sは店に横づけした車から本を分けつつおろしている。セブンで買い物。Sと車で帰る。お茶割り。夕飯は、S母にもらったかぼちゃにセブンで買ったハンバーグとビーフシチューをのせてトースターで焼いたもの、ごぼう大根油揚げ汁。NHKスペシャル「OSO18 怪物ヒグマ最期の謎」を見る。肉しか食べられず餓死した熊、を食べる人間の描きかた。M家泊。

 

12月5日火曜日

曇り。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。めちゃくちゃ忙しい。本部から応援が来ている。終えて、セブンで絵の資料のプリントアウト、K会長にまんだらけの図録渡し、マルエツで買い物してからS家へ。ラフ描き。夜、往来座へ。Sは休日だが昨日に続き買い取りした本の仕分けをしている。本搾り。大倉、セブンで買い物。夕飯は、もらった唐揚げ、玉ねぎピーマンナスサラダ豆ひき肉のトマト汁。「芋たこなんきん」続き見る。おっちゃんとおばちゃんがだらだら話してばかりで凪いでいる。M家泊。

 

12月6日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて、S家へ。ラフ描き。夜、往来座へ。Sは休日だが、買い取りした本を市場に出すために縛っている。疲れた、休めない、とS。本搾り。酒買いながらsさんについてたずねると金曜日から復帰と教えてもらう。リハビリしつつ少しずつと。よかった。先日行ったカネコアヤノと坂本慎太郎のライブのことを店番tに話し羨ましがられる。もう3回カネコアヤノのライブの抽選にはずれているとのこと。うちの隣りの豆腐屋が年内で閉めるらしいと母が言っていたと話すと、おれが来たころは近所に5〜6軒豆腐屋あったのに、とt。鬼子母神停留所そばの都電沿い、肉の日高の隣り、目白通り沿い、雑二ストアの裏手、うちの隣りと、あとどこだっけ。ファミマで買い物して帰る。夕飯は、トマト、ごぼう大根菊芋汁、S母がくれたかぼちゃにもらったチキンをのせてトースターで焼いたもの、もらったチキンの照り焼き。「芋たこなんきん」続き見る。おせいさんが作家活動をしながらひとりで家事もしていて、ほかの家族はなにもしねーのかよといらいらしてくる。M家泊。

 

12月7日木曜日

晴れ。暖かい。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。賞与22000円もらう。終えて、S家へ。コンロの穴に皿がかぶせてあるのでSに電話して聞くと、昨晩小さなねずみが窓から入ってきてそのなかに入っていったの。ラフ送る。掃除。文春。腰が痛くて寝転がる。夜、往来座へ。asさん、ru先輩。nに宮崎土産のラーメンもらう。お茶割り。復帰するsさんにおくるお見舞金の相談。ハナマサで買い物。夕飯は、トマトアボカド、マスカルポーネ豆腐、ファミマで買った冷凍シュウマイ、ごぼう玉ねぎピーマンひき肉トマト汁。Sは冷蔵庫にあった油揚げを冷たいまま2枚食べている。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

武田豊詩選集『忘れたステッキ』澤村潤一郎編 龜鳴屋

武田豊詩選集『忘れたステッキ』(龜鳴屋刊)が出来上がりました。武田豊と同じ滋賀県長浜生まれの澤村潤一郎さんが編集し、巻末の解説「おっちゃんの忘れ形見」を書いています。わたしは装画、扉、検印紙の絵を担当しました。置去り詩人文庫シリーズの5冊目になります。

澤村さんの解説によると、武田豊は1909(明治42)年、滋賀県長浜生まれ。幼いころに目を患い、黒板の字が読めなくなるほど視力が低下しますが、目医者通いと母の神仏祈願のおかげか2年後に少しだけ見えるように。一つ年上の友を通じて文学と出会い、暇さえあれば詩集を読み、いつしか自分でも詩を書くように。いくつかの詩集や詩の雑誌を作りましたが、『たぎる花』『旗旗旗無数の』は池袋にあった第一芸術社から出版された詩集です。雑司ヶ谷にあったボン書店の鳥羽茂とも親しく「鳥羽さんとのこと」というエッセイも残しています。東京にいたこともありますが、1940年からは故郷の長浜で古本屋「ラリルレロ書店」をはじめます。古本屋だった町家はいまも長浜の街に残るそうです。詳しくはぜひ本書をお読みください。

書籍編集発行所「 龜鳴屋」

ほとんどの人が武田豊の詩を知らないと思いますので、詩集の中からわたしが好きな詩を四編紹介いたします。

 

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「大きい生活と飛んでゐる背」

両手を出したような

家の生活があんまり大きすぎて

ことに人と違って

私の背には赤い火を焚いて

青空を飛んで居るので

家の生活が乗りたがってゐても

あゝ私の背には乗せられないのです

 

乗りたがる生活と

のせられない私の背は

時折 寂しい影を残してゆく

その事は私の家の裏にある

竹藪かシユロの木に聞けば

白い字で書いた道しるべでした

 

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「晴着」

詩は私の晴着

たつた一枚の晴着

 

見て呉れ

このポンポンした

もめんの生地をー

 

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「やせ犬と詩人」

十二月の曇った冷めたい日

向かいの家の芥箱へ

大きいやせた犬が首を突っ込んで

しきりに何かを食べている

 

頭を時折もたげ

あたりのことなどおかまいなしという風に

もくもく口を動かしている

向かいの家の奥さんが出て来て

「大きい図体をお前も養わんならんで

なかなか骨が折れるネ」

そう云いながら玉子の殻らしいのを

芥箱へ放り込んで行った

 

「ようやく詩を一ツ考えると

また次の詩を考えんならん

頭のハゲルほど考えてえらいことや」

そう云って昨日も妻が笑った

やせ犬と詩人ー

どこかにふっとつながりのある気がする

 

甲斐性もないのに大きい詩の夢を持って

それを養うために明け暮私は悩んでいる

糧の無い犬は死に

糧の無い夢は枯れてしまう

 

ほうれ 缶詰の空缶を放り出したぞ

口のふちが切れて血が流れているのに

犬も

私もまだ鼻をならしている

 

*****

水無月

黄色い

大きい月が

中天にかかっていた

 

村は いわおのように

黒くて

静かである

 

時に 一軒

煌々と洩れる灯が見え

児供が病気で

今 危篤に落ちていると云う

 

その村をとり巻いて

降るように蛙が鳴き

蛍が水田の上を飛んでいる



コロナの秋 11月24日から11月30日まで

11月24日金曜日

晴れ。昨日も今日も暑い。miちゃんにもらった肉吸いのフリーズドライを汁にしたうどん。卵も入れる。NHKドキュメント20min.「ニッポン探訪北信濃 神々が集う里で〜」見る。おもしろい。Sは往来座へ。昼過ぎ、歩いて打ち合わせ先のKさんちへ。しばらくして編集Tさんも来る。1年間のあれこれ。Kさんが作ってくれた焼き菓子とホットビール。庭のゆずの木の写真を撮る。庭で野菜を育てているが、今年は虫の被害が多いそう。終えて、池袋から丸ノ内線本郷三丁目まで。和菓子屋の交差点を右折して湯島、御徒町、線路をくぐって新御徒町まで歩く。ギャラリーモグラグで山ぐるみさんの展示を観る。夏に神保町で展示をしたばかりなのに新作がこれでもかとある。柄がどんどん派手に、1つ目に、ツインテールに、と変わっていく。この辺は歩いて行ける距離に銭湯が10軒くらいある、とギャラリー店主。「三筋湯」は女湯だけ金魚が泳いでいるらしい、と教えてもらう。山ぐるみさんに甘露飴もらいなめながら、ギャラリーから歩いて5分くらいの銭湯「三筋湯」へ。昔ながらの木造の銭湯。正面ののれんをくぐると左右に下足箱、正面に傘入れ、傘入れの後ろの壁に孔雀のタイル絵。左手が女湯。開けると右手に番台がある。入浴代520円払う。脱衣所。すぐ左手にグッピーと真っ白なエンゼルフィッシュのような熱帯魚が泳ぐ水槽。ガラス戸を開けると庭いっぱいに池が広がり大きな金魚が泳いでいる。池のうえにはベコニアやシクラメンの鉢植えがぶらさがっている。左手の壁半分がロッカー、半分が棚で常連たちの荷物が置かれている。ロッカーの横を開けると便所、便所の前に女湯の窓の外を歩く外通路がついている。白く塗られた格天井。洗い場。左手に立ちシャワーがふたつ。左右の壁にカラン、真ん中に島カランが1列。正面の壁沿いに大きい湯船がひとつあり、右からジェット、泡風呂、とゆるくパイプで区切られている。湯船のうえ、正面の壁の下部分は溶岩石で覆われ、真ん中らへんからぴゅーと湯が出、左手に積まれた溶岩からは滝のように湯が流れ落ちている。溶岩のうえの壁にペンキ絵。手前が松の木が生える小島が浮かぶ海、奥に頭に雪があるが裾野が春っぽい薄緑色の山が描かれている。左下に白ペンキで「2023、6、19」の文字。天井は水色でとても高い。気持ちがいい。番台で女将さんに銭湯遍路の判子を押してもらう。昭和25年から75年かな、中はいろいろかえてるけど側はそのまま、大黒柱とかね、男湯のペンキ絵は富士山、前は男湯と女湯かわりばんこに富士山だったんだけど、最近はずっと男湯が富士山、女湯の山はさっきも別な人に聞かれたんだけどわからないのよ、今度弟に聞いてみないと、絵はね田中みずきさん。出ると、斜め向かいにおしゃれな立ち飲み屋。来るまでにも昔ながらの店といまの店が混在していて歩いていてとても楽しい。ここは下町だから、とさっきギャラリー店主が言っていた。来るときに見かけて気になった佐竹商店街へ。日本で2番めに古いらしい。昔ながらのセットのようなラーメン屋、居酒屋、ホルモン屋、印刷屋と看板を眺めながらはじまで歩く。神戸の商店街に雰囲気が近い。はじまで歩き右折。セブンイレブンでお茶割りを買い、飲みながら山手線のほうに歩いて行く。宝石街を抜け、上野のブックオフを見、上野から山手線で池袋へ。ハナマサで買い物して往来座の前まで来るとn、ru先輩、Sがちょうど帰るところ。Sたちと一緒に帰る。夕飯は、ごぼう白菜油揚げ豚肉の鍋。糖質ゼロのチョコを少し。米粒写経のユーチューブ、古書探訪は高円寺コクテイルの本の長屋。龜鳴屋の『豆腐屋はオカラも作る』が紹介されてうれしい。「芋たこなんきん」続き見る。S家泊。

 

11月25日土曜日

曇り。玉ねぎ豚肉トマトソースのパスタ。テレビ千鳥、ヤギと大悟、見る。Bスポの案出し。Sは往来座へ。絵。夜、餃子が食べたくなり開楽へ。持ち帰り餃子を2パック買ってから往来座へ。asさん、saさん。お茶割り。明日のBスポの支度。山田風太郎の明治もの。みかん水の暗号はあぶらなくても見える。ハナマサ、ツルハで買い物。夕飯は、トマト、開楽の餃子ひとり5個、ごぼうネギさつま揚げ汁。餃子がでかくてうまい。「芋たこなんきん」続き見る。かもかのおっちゃんとおせいさんが茶の間で飲みながら子供時代を回想する回が続く。S家泊。

 

11月26日日曜日

雨、雲り。昨日のごぼう汁の残りにネギと卵を足したうどん。寒くて暖房つける。ネットでビリヤードのオールジャパンチャンピオンシップを見る。土方くんががんばっている。小雨だが鬼子母神の手創り市は開催とのこと。Sは往来座へ。絵。買ったばかりの分度器が折れる。夜、世界堂へ。ちょうどよい分度器を探すもぜんぶ薄い。そのままロフト、キャンドゥなど見るもなく、無印にいくと小さいが分厚い分度器を見つけて買う。往来座へ。お茶割り。雑司ヶ谷霊園泉鏡花の墓が移転、とツイッターで。「雑司ヶ谷霊園の『鏡花 泉鏡太郎墓』はこのたび永年にわたって供養していただける墓所への移転がきまり、現在作業中です」。9時から不忍ブックストリームの配信開始。ゲストは吉上恭太さん。Bスポは「サンタクレース」。終えて、S、nとビックリガードの鳥貴族へ。ウーロンハイ、きゅうり、枝豆、とろろ焼き、焼き鳥いろいろ、nは鶏ラーメンを食べている。次回の不忍BSはゲストがおらずいつものメンツでやるためBスポもない。楽だね、と話す。nと別れ、Sとミニストップで買い物しS家に帰る。酔っ払ったSがずっとうるさい。花粉で鼻水がとまらず薬飲む。S家泊。

 

11月27日月曜日

晴れ。暖かい。レトルトのヤマモリのグリーンカレー。Sはミニストップオリジナルのレモンクリームカレー。レモンが強すぎずうまいとのこと。のぶロックTVの鈴木おさむの回見る。Sは往来座へ。絵。夜、世界堂へ。オイルパステル3本で1000円超えるのがなんど買っても驚きつらい。往来座へ。店は開けずSがひとりで本の商品化をしている。saさん。お茶割り。絵を描くことを説明できたほうがいい、これから何度も聞かれるよ、とsaさん。具体的なものをあいまいな形に落とし込みたい、雲を掴みたい。大倉で買い物。夕飯は、アジの開き、玉ねぎナスサラダ豆のトマト汁。糖質ゼロチョコを少し。「芋たこなんきん」続き見る。今回も茶の間で飲みながらの回想回。M家泊。

 

11月28日火曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。はじめから終わりまで忙しい。片付け終わらず。終えて、S家へ。Sは休日、ビリヤードに行っていておらず。絵。まだ形にならない。夜、いつも8時半くらいだからと硯やのあたりまで行くも、あと1ゲームくらい、いま盛り上がってるから、とSから電話。ジュンク堂で立ち読みして過ごす。9時過ぎ硯やへ。生ビールを飲んでいるとSとYくんが来る。トロ鯖、まぐろといかの刺身、唐揚げ、じゃがバタ、味噌きゅうり、菜の花のおひたし、しめに肉天ぷらうどんを3人で分けて食べる。今日は接戦だった、とS。いつもいいところまでいくが結局Sが負けている。だってやりながら4杯も飲んでんだもん、とYくん。やってると楽しくなっちゃってどうでもよくなるんだよね、とS。茅野ではもう雪が降ったそう。気になる中古車を見に茨城県まで行き、結局買ったとYくん。30〜40年前の青い車で黄色いライトがかわいらしい。今年は相続関係の以来が多く、ほんと異常、毎年1件くらいなのに今年は7件、と疲れ切っている。大テーブルでは音大の先生と生徒たちが宴会をしている。ビックリガードの交差点まで、タクシーで帰るYくんを見送る。M家泊。

 

11月29日水曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。忙しい。終えて大倉で買い物してから、S家へ。Sは休日、疲れ切って布団で寝ている。なにか食べたかと聞くと、冷凍パスタを食べたとのこと。絵。夕方ごぼう人参しめじ鶏肉汁作る。東池袋マルエツに買い物へ。そのままKAさんちへ。KAさんちは昨日が引っ越し、家の中はほぼ殻だが壁に残ったくっつき虫や剥がし忘れたポスター、テレビのコードなど、取り残しを手伝う。しばらくしてHGさん、uちゃん、HIが来る。HGさんはおでん鍋を持参。チビ太のおでんが食べたかったから、と、丸三角四角の絵に書いたようなおでんを作ってきてくれる。うまい。缶ビール、スパークリング、ぶどうジュースのような赤ワイン、マルエツで買ったつまみ、れんこんクッキー、メロンパン、肉の大久保のメンチカツ、など各自持ちよりのつまみ。来年の1月で丸8年だった、とKAさん。夏暑くて冬寒い築75年のこの家を楽しんでくれて本当にうれしかった。ゆだんすると泣いちゃう、とuちゃん。楽しくて淋しい。MZちゃんがコロッケを持ってやって来、ぱーっと飲んで食べて帰って行く。最後に2階の和室で記念撮影。明日ゴミの日だから置いていっていいよ、とKAさんが言うと、みんなゴミの日だよ、と雑司ヶ谷民たち。みなと別れ、S家へ。Sは布団でぐったりしている。Sの夕飯は、つまみの残りとごぼう汁。Yくんに明日のカネコアヤノ坂本慎太郎のライブチケットをゆずってもらう。M家泊。

 

11月30日木曜日

晴れ。納豆ご飯。食堂アルバイトへ。今週はずっと忙しい。終えて、目白から山手線で品川まで、京急に乗り換えて天空橋でおりる。Zepphanedaがどこにあるのかわからず、スマホの地図を見て近そうな出口から地上へ出る。地図を見つつ湾岸のすーっとした景色のなかを歩く。夕空の半分が雲に覆われて暗い。野原の向こうに団地らしき明かりが見える。それらしき建物を見つけ近寄るも人ひとりおらず。今日だっけ?ここだっけ?とスマホを確認。早く着きすぎたかと建物のまわりをぐるっと歩いていると2階に行く階段を見つける。湾岸の景色が見渡せるかもとのぼってみると人の列が見える。坂本さんのグッズ販売はこちらでーす、と係の人。Tシャツを頼まれていたので並ぶ。5時。すでに30メートルくらいの列。会場内での販売はありません、ひとりTシャツは2枚タオルも2枚までです、と繰り返している。寒風吹きすさぶなか、とはまさにこのこと。みな震えながら黙り込んで並んでいる。5時半、グッズ販売開始。すでに列は後ろに見えないくらいまで伸びているが、遅々として進まず。譲ってもらった前売り券の整理番号は1階立ち見の54番。一番前で観られるかもと期待していたが開場の6時を過ぎてもまだグッズ売り場にたどり着かず。500番までの方、700番までの方と入り口で呼ばれている。1000番までの方、と呼ばれたころやっとグッズに手が届く。まさかと思っていたが、グッズ販売員が手売りで二人しかいない。ひとり買ったらまたひとりと入れていて、開演までにこの列がなくなると思えない。前に並んでいる男が、あとからやってきた友人に、今回の運営ほんとクソ、いきなり500とか刻んで入れてて信じられないんだけど、と愚痴ている。頼まれていたメロン色のTシャツMサイズと、せっかく1時間以上並んでいるんだからとつい自分にも白Tシャツとタオルを買ってしまう。ひとりひとり電卓で計算し、Tシャツもタオルもぐしゃっと置かれたまま手渡される。ひっつかんで会場の入り口に向かう。上では1000番台までの方と呼び込んでいるが、下の会場入り口では700番台までの方、と叫んでいる。入り口で電子チケットを見せ、600円払ってドリンクコインをもらい、便所に行ってから缶ビールに変える。どういう理由なのか、ここで開けますがよろしいですか?と聞かれ、眼の前で開けた缶ビールを手渡される。会場に入ると舞台から3メートル間隔くらいでバーが立てられ、前の方のバーはほぼ埋まり、前の方はバーの後ろ空間にも立ち見の人たちがダマになっている。前から4〜5本目のバーに空きを見つけて滑り込む。開演時間がせまるころバーの後ろの隙間もほぼなくなる。カネコアヤノではじまり、休憩をはさんで坂本慎太郎。カネコアヤノが出てきたとたん、ちっちゃいね、かわいいね、と後ろの女性。坂本慎太郎の曲が終わるたびに、エロいね、エロい、と繰り返す後ろの男性。エロすぎてこのまま射精しちゃうかも、と聞こえ心底うんざりする。坂本慎太郎の音楽は温泉のよう、このままずっと浸かっていたい。終えて、人波に着いて行くと天空橋駅に出る。品川からの山手線で目白まで。やっと座れる。食堂アルバイトの11時からずっと立ちっぱなしで足がしんどい。目白で降りファミマで氷結買い飲みながら往来座へ。S、nに坂本慎太郎は妖怪のようだった人じゃなかった、と話す。浅川マキのライブ見たときも妖怪みたいと思った、とS。S母から干しいも干し柿、銀杏、りんご、S祖母の作った半纏が届いていたので干しいもをつまみに食う。お茶割り飲みつつSと帰る。夕飯は、大阪で買った551の肉まんひとつ、昨晩作ったごぼう汁の残り。Sはファミマで買ったきゅうりにスライスチーズを巻いて食べている。前はきゅうり2本だったのに3本パックになった、と何回も繰り返す。カネコアヤノのどかんとした声が格好良く、坂本慎太郎のゆれる空気も格好良く、思い出すといても経ってもいられずギターで歌う。「淋しいのはお前だけじゃない」を弾きながら歌うと、Sがギターを弾きだし、録音している。これ動画にあげるかもとSが言い出し、3時ごろまでパソコンのガレージバンドで音源をいじくっている。うるさい、もう寝たい、と叫んで寝る。S家泊。