断片日記

断片と告知

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

蒲田歩き

JRを乗り継ぎ、蒲田へ。駅と直結している東急プラザの屋上に上がる。そこには以前下から見上げた小さな観覧車がある。チューリップを逆さにしたような形のものが10個くらいぶら下がっている、とても小さな観覧車だ。料金は大人でも子供でも、1人200円。チケ…

雨の日

気持ち良いほど、ざばざば、と雨が降る。こんな日に外に出るのは億劫だけれど、今日の雨はそんなに嫌いじゃない。ジーパンの裾を、びちゃびちゃと濡らしながら、駅まで歩き、電車に乗る。そうして着いた町にも雨が降る。当たり前なのに、不思議なこと。

家族

友人から子供が生まれたと電話あり。また男の子なのよ、と言いつつも電話の向こうのうれしそうな声の響き。夫があって、子供があって、家庭があって。自分の周りにはない風を、彼女はいつも運んでくる。

ノンポリ

神保町のギャラリー福果で矢田勝美さんの個展「土の記憶」を見る。六本木の21_21 DESIGN SIGHTで「XXIc.ー21世紀人」展を見る。 夜は、研ぎ猫さんちで日の出会。山椒の佃煮をつまみにビールを飲んでいると「わめぞ」民がわらわらと集まってくる。今夜のメ…

もっともっと

描いても描いても、良い絵が描けない。もっと絵のうまい人に生まれたかった。もっと何でもかける人に生まれたかった。もっと誰にも描けない絵を描ける人に生まれたかった。展示の前はいつもこう。もっともっとと、ないものねだりをしてしまう。そんなことを…

Joanna・Cncejoさんの本、求む

目白のブックギャラリーポポタムへ。「BLUE BOOK Group」展を見る。絵本を中心に活躍する若手作家たち31人の原画展。半分はこのポポタムに、もう半分は十条のギャラリーに飾られている。1番気になったのは正面の壁にある、フランス人女性Joanna・Cncejoさん…

後片付け

アトリエでMさんと「はたはたワークショップ」の後片付け。旗にアイロンをかけ、番号順に並べ、各商店街別に輪ゴムでまとめていく。100枚近くの旗にアイロンをかける。さすがに腹が減る。キリのいいところまでやり、かえる食堂にお昼を食べに行く。最近メニ…

学校の怪談

廃校になった小学校の旧理科室をアトリエとして借りている。廃校になったとはいえ、教室はいろんなサークルや習い事、NPOなんかに貸し出され、いつも人の気配があり、活気がある。そんなわけで、廊下が真っ暗でも、アトリエで1人の夜も、怖いと思ったことは…

モモテツ

国立劇場で6月歌舞伎鑑賞教室「神霊矢口渡」を見る。しんれいやぐちのわたし、と読む。作者は福内鬼外。福は内、鬼は外、からとった平賀源内の筆名。時は14世紀、新田義峰と恋人うてなが江戸を目指す途中、多摩川の矢口の渡しで一晩の宿を所望したのが、兄を…

ラーメン屋

Aさんとかえる食堂へ。みどりのカレーと、シフォンサンデーと、スパイスティーの、かえる食堂フルコースを堪能する。堪能しながら、あんな話こんな話。そしてお願いごと1つ。Aさん、どうぞよろしく。 週に2日か3日は行っている近所のラーメン屋さん。餃子と…

匍匐前進

原宿へ。オーパギャラリーで宮本ジジさんの個展「イキモノ図鑑」を見る。カバと旦那の絵、大きなウサギの絵に、心惹かれる。オーパギャラリー閉店後、近くのHBギャラリーでの藤枝リュウジさん個展「めでたき風景」のオープニングパーティーに参加する。藤枝…

馬場の夜

夜、高田馬場で飲む。某書店のOさんYさん、東京堂の畠中さん、そしていつもの「わめぞ」な人たち、と飲む。イベントの話、古本の話、書店の話、新宿の話、うんこの話なんかをしているうちに閉店となる。早稲田の裏道を散歩して帰る。細い路地の奥、ぽかりと…

NEGIさんち

「外市」売上対決の罰ゲームのため、ふぉっくす舎のNEGIさん宅へ行く。 3月の「外市」売上対決の様子はこちら 2008-03-02 - m.r.factory魚雷さんの罰ゲームはこちら 2008-03-20 - m.r.factory 新宿から京王線に乗って数駅。古くからありそうな商店街の中を…

日記

有楽町線に乗って有楽町まで。階段を上り、地上に出る。ここは私の知っている有楽町じゃない。こんなツルピカのでかいビルなんて有楽町じゃない。角の焼きそば屋はどこに行ったんだ。その上のぼろっちい映画館はどこに行ったんだ。何も見ないように下を向い…

ビー玉

散歩から帰った母が、鬼子母神で「ごくせん」のロケしてたわよ、と言う。 アトリエに行く途中、横断歩道の真中に、きらりと光るものが落ちている。子供が落としたのか。車にひかれたのか。表面がぼろぼろの傷ついたビー玉。そのままにしておくのはなんだか悲…

鬼子母神古本まつり

しばらくブログをお休みしていました。こうゆうものは、毎日書かないとダメなようで、久しぶりに書こうとパソコンに向かったのはいいのですが、何をどう書いていいものか、頭がうまく働きません。何行か書けば感覚が戻るかしら、と書いてみているものの、そ…

1年目

このブログをはじめてから、今日でちょうど1年経ちました。とにかく毎日書くこと、を目標にしてきました。飲んだくれて、散歩しているだけの日々なので、書くことが何も無い日もありました。それでも歩きながら、なんとなく頭の中で文章を書いていくと、何で…

迷い道

道に迷う。一度歩いた道、一度見た風景は忘れない、と気ままに歩きはじめたはいいものの、気づくと違う町にいる。目的地にたどりつかない。すでに約束の時間は過ぎている。肌寒い日なのに汗が吹き出る。手拭いで汗を拭きつつ、また歩く。電話して道を尋ねる…

未来を手に入れる、その2

未來社のPR誌「未来」の6月号が出ました。表紙の絵ですが、あれは何か、とよく問われるのですが、特に何でもありません。描いていて、形のおもしろいもの、を追求していった結果、ああなりました。見てくれた人が、これは何かしら、釘かしら、針金かしら、…

ダチョウの頭

再び、神保町の東京古書会館へ。2階での展示「佐野繁次郎の装幀モダニズム」展を見に行く。昨夜、開演時間ぎりぎりに会場に着いたので、この展示を見ていなかったのだ。2階に上り、ショーケースの端からじっくり見ていく。1周して、またはじめから見て、ま…

師匠、再び

神保町の東京古書会館で開催中のアンダーグランド・ブック・カフェへ。「鯉昇、本の街にリターンズ!」というわけで、瀧川鯉昇師匠の落語を聞きに行く。師匠が出てくるだけでもう可笑しい。あの顔なのか、あの動作なのか、歩き方なのか、会場に入って高座に…

はたはた2日目

はたはたワークショップ、2日目。今日も朝から夕方まで篭る。子供たちに混ざって、実は大人たちも参加している。子供の付き添いで来たお母さんたち、そしてこの出来た旗を飾らせていただく、商店街の会長さんたち。はじめいやいや言いながらも、描きはじめ…